寝顔。
今始まった事ではないのだが、私は幼い時から何故か犬が寝ているのを見るのが好きだった。勿論、今も大好きで、どちらかというと一緒にじゃれ合って遊ぶより、側でグーグー寝息を掻いて寝ている犬が大好きなのだ。 小学校の時だっただろうか?まだ実家にも犬を飼っていなかった時の事だ、近所にロンというシェパードが居て、私が通るといつも吠えていた。もともと犬が好きな私は「なんで吠えるのかな?」と、とても不思議でいつも学校帰りに犬舎の前にしゃがんで声を掛けていたな・・・
ロンは、ずぅーと繋がれていて誰にでも吠え付くので、近所で怖い犬として有名だった。しかもよく吠えるので飼い主にも良く叩かれていた。
でも、私には物凄く優しい目をしていたロンを撫でてやりたかったのだ。
何年掛かっただろうか?いつもは吠え付くロンが、吠えずに犬舎から鼻を出して私を舐めて来たのだ。すごく嬉しくて思わず触りまくった。 すると次第に横になり、いつの間にか安心して寝てしまった。それもゴーゴーと寝息を掻いて・・・すごく嬉しかった。
たぶんロンは寂しかったのだ・・・人に飼われていながら・・・
当時、私も鍵っ子だった自分が寂しかったんだろうな? だからか私は未だに寝ている犬を見ると、何だかホッとする。
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